認知症疾患医療センター – あべクリニック
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活動報告

Mカフェあおぞら 講師協力

2019年12月18日

カフェあおぞら「南千住で認知症になったらどうする?」

 
開催日時:令和元年年6月3日 14時~16時
主催:南千住つながり隊(南千住地域包括支援センター)
場所:イトーヨーカドー食品館 三ノ輪店
受講者:一般区民(自由参加)
講師:あべクリニック東京都認知症疾患医療センター 副センター長 近藤
「南千住で認知症になったらどうする?」をテーマに約30分パネルを使ってクイズ形式で講義。

「南千住つながり隊」は、イトーヨーカドー三ノ輪店をはじめ、域包括支援センター、認知症サポーター、荒川区社会福祉協議会、警察署、消防署、障害者施設などの地域の機関が連携して、誰もが安全・安心に暮らせるまちづくりを目指しているチームです。その活動は年々活発になってきています。当疾患医療センターも「南千住つながり隊」と連携させていただいています。

荒川区認知症カフェ研修会「事例を通じて学ぶ認知症ケアと地域対応」 荒川区認知症カフェ研修会「事例を通じて学ぶ認知症ケアと地域対応」

2019年4月20日

荒川区認知症カフェ研修会「事例を通じて学ぶ認知症ケアと地域対応」

 
開催日時:平成31年3月23日 13時半~15時半
主催:あべクリニック東京都認知症疾患医療センター
場所:studio753
受講者:一般参加者(介護当事者含む)、地域包括支援センター職員、ケアマネージャー 約30名
講師:あべクリニック東京都認知症疾患医療センター
  センター長 阿部哲夫(医師)
  副センター長 近藤康寛(社会福祉士/精神保健福祉士)

<当日のプログラム>
13時半~13時50分
オレンジカフェにっぽりんぐ 活動紹介

13時50分~14時30分
近藤副センター長 講義内容
1.認知症の困難を体感
2.コミュニケーションのコツ
3.グループディスカッション「ケース検討」

14時30分~15時15分
阿部センター長 講義内容
1.荒川区認知症疾患医療センターについて
2.荒川区における認知症対策について
3.初期集中支援チームについて

15時15分~15時半
全体質疑応答

<講師コメント>
今回の研修会は、「ケース事例から学ぶ」をテーマに組み立てました。前半は、ケース事例を通じて、認知症当事者への実践的なかかわり方を参加者みんなでディスカッションしながら理解を深めました。後半は、阿部先生から荒川区の認知症に関する取り組みについて解説しました。受講者の感想は以下に記載します。

<受講者の感想>
・本日はありがとうございます。大変勉強になりました。
・図形の形を正確に伝えることを考えてコミュニケーションを取ることを忘れてしまったことに気づかされました。
・困難ケースでは、要因が複数あることや、ゴミ屋敷では薬では解決しないなど、勉強になりました。
・本人、ご家族、医師の説明が聞けて勉強になりました。
・今日の「事例を通じて学ぶ認知症ケア」等をまたお願いしたいと思います。
・知らない土地に1人で行き、言葉のわからない空港で・・・と当事者の気持ちを理解する内容の研修を経験したが、今回はペアワークといった体験を通じ初めての体験をすることができて、大変学びの多い研修だった。人に伝えたり、理解していただくためのまさに~今わたしのできること~自身の活動に影響させていただきます。
・これから益々にっぽりんぐのような場、こういった開かれた研修会が大切だと思います。
・近藤先生の事例の時間が短かったので、まとめが難しいところを感じました。
・個人的にはソーシャルインクルージョン、エクスクルージョン、ニューロダイバシティなどのかかわり方を体系的に学びたいので、
・カフェの展開にとても期待しています。
・とても勉強になりました。また参加したいと思います。お疲れ様でした。
・とっても良かったので、また参加したいです。ありがとうございました。
・家族への対応を思い返すと、NGワードだったことで苦笑しました。でも落ち込むのではなく、グループワークで気づいたので、笑いになりました。
・他の方と話す機会があるのはいいと思います。
・素の介護経験者として参加できて楽しかったです。
・わかりやすいので良かったです。
・「相手に何かを伝える事ってものすごく大変なんだな~」とびっくりしてしまいました。
・参加させて頂き、勉強になりました。
・参加してよかったです。ありがとうございました。

精神疾患のある方の地域生活を支えるかかわり

2018年8月4日

平成30年度 地域包括支援センター職員向け研修
「精神疾患のある方の地域生活を支えるかかわり」

日時:平成30年7月31日
午前9時半~午前11時半
主催:荒川区福祉部高齢者福祉課
場所:荒川区役所
受講者:荒川区福祉部高齢者福祉課職員、健康推進課保健センター職員、地域包括支援センター職員など約40名

講師:あべクリニック東京都認知症疾患医療センター副センター長 /社会福祉士/精神保健福祉士  近藤康寛

〈当日のプログラム〉
・精神保健の基礎
・統合失調症について
・ペアワーク
・グループワーク
・セルフアセスメント
・ケース検討ワーク

〈講師のコメント〉
荒川区における地域の最前線で、区民の生活と命を守る、地域包括支援担当職員への講義は、自然と熱が入りました。

支援者としての知識、感性が当事者やその家族の人生や生命に直接影響することを受け止めるところから、地域の対人支援者としてのあり方が見えてくるのではないでしょうか。

地域の現場には、支援の明確な正解はありません。もし、正解があるなら、テキストや学校などで学べば、地域から問題はなくなるはずです。私自身、支援方法が本当に適切だったのか、自分自身の行動の動機や感情に向き合い、ふりかえりを続けています。

支援の正解はなくてもヒントは当事者、家族、知識、経験、チーム、当たり前の日常などに隠れていると感じます。ヒントを見つける力を養い、当事者に寄り添いながら、当事者にとってベストな支援を提案し、当事者に選んで頂くことはできると考えます。

受講者アンケートを読ませて頂きました。受講者のご意見に耳を傾けて、よりよい研修プログラムにして行きます。引き続きよろしくお願いします。

 

〈受講者アンケート(一部抜粋)〉

1. 研修テーマや内容はいかがでしたか

· 日々の業務と密接に関わる内容で大変わかりやすく参考になった。仕事に活かしたい。(3名)

· 講義はとても説得力がありました。

· 精神疾患の方への関わりについて悩む事、不安に感じる事が多かったので大変勉強になった。参考になった。(4名)

· とても充実した内容で楽しく学べた。勉強になった。(2名)

· 自分を振り返り知ることができた。自分を知る事の大切さがよく理解できた。

· 日頃関心を持ち、又、問題となることの多いテーマでぜひ受講したい研修であった。

· 疾患のことだけでなく、直接業務に関わるような講義でブラッシュアップになりました。有難うございました。

· 利用者、その家族、精神疾患や症状を抱える方が増えているように感じる。先入観や固定観念で対応しがちで疾患を決めつけない、個性として対応していく等の気づきの時間になった。

· 年々、精神疾患の家族や本人との関わりが増えているので今後の参考にしたい。まず自分を知る事をしていきたい。

· 統合失調症についての知識、グループワークもあり、有意義な内容であった。

· 認知症地域支援推進員として大変興味深いテーマであった。学生時代の講義を思い出した。年齢を重ねても学ぶ事は重要。

· 講義内容が理解しやすく話しに引き込まれるような研修でした。自分を知る事でどんな風に関わっていけるか感じる事ができました。

· 自分の価値観で見てはいけないことを改めて感じた。

· 短い時間であったが大変学びになりよいテーマであった。

· 誰でもなるし、とても身近な病気なので興味深かった。自分の弱点がわかって良かった。できればそれを克服する方法も知りたかった。

· 大変良かった。特に具体的な関わりをワークするのが良かった。

· 日頃困っている事を整理する事ができた。日常業務で忘れがちであったことを改めて考える事ができ、実践に役立つ研修でした。

· 統合失調症という病気が理解しやすく学べた。又、支援者として心がけるポイントも学べた。

· 精神疾患のケースが多い中、今後の支援に繋がる内容で参考になった。距離感も意識しながら支援に繋げて行きたい。

· 実践かケース事例を用いながらの研修で楽しく学ぶ事ができた。精神疾患を理解する上で統合失調症の理解から知識を広めていきたいと思う。

· 具体的事例(講師の経験から)をもっと聞きたかった。

· 疾患の話しだけではなく、課題のとらえ方や自分自身のタイプを知ることが出来たことが良かった。

· 50年後、今の対策についてどう判断されるのか。それだけ最先端のスピードが早い。

· すごく楽しめた。

· アセスメント、介入方法など基本的だけど大切な対人援助技術を学んだ。

· 統合失調症は難しいので何度も学習したいテーマです。包括スタッフと同じ学習を受講できた事は大きな意味があると感じた。疾患の理解、記録の注意点など実践に繋がりしかも日々活用の多い受付票について聞けたことは良い内容であった。

· 包括支援センターが関わる上でどんな事に困っているのか知りたいと思い参加した。新しい事はなく自分の捉え方と気づかされた。改めて支援する上で注意したいと思います。包括から情報提供や支援を求められる時に応えていける保健所でいられるように努めたいと思います。

· 初心にかえって対人援助について考える良いきっかけとなりました。時間に限りはありますが本人への関わりや家族への関わりをもう少し具体的に身につけられる演習があれば尚良かったと思います。

 

2. その他、気づいたこと、ご質問、本日の講演で確認したいこと等があれば、ご自由にご記載下さい

· 適切な対応方法を学ぶことで、これまでの自分の対応はどうだったのかと振り返ることが出来ました。

· 初心に戻ってやっていきたいと思います。

· ひとりよがりの支援にならないよう気をつけていきたいと思う。

· 色々思い出させていただき、有難かった。

· 職員と一緒に仕事をするときに役立てたいと思った。

· 自分を理解する事で納得できる部分が多かった。楽しい研修でした。

· 最後のケースで、勝手に精神に問題があると判断していたことで自分の先入観で人を見ていたことに気づいた。

· 関わり方の気づき。多くの専門職の意見を聞きながら自身を持ってやることも大切だと思った。

· 「決めつけない」というのを最後に聞いて「あー・・・」と気付きました。つい色眼鏡で見てしまう事があるので気をつけて行きたいと思った。

· ケースを担当にした事はまだないが今後に活かせる内容であった。

· テンポが良い講演で頭にスーと入っていった。

· 「自分」と「相手」を知る事。今後の支援にすぐに生かしていけるか不安だが意識してやりたいと思った。

· 相談職としてチームワークの大切さを学ぶ事ができた。有難うございました。

· 内容が多く時間が足りなかった。又、ゆっくり学びたい。

· 精神疾患と決めつけず、しっかりアセスメントした上で関わる事の大切さに気付けました。

· 楽しい構成とメンバー、グループでした。有難うございました。

 

3. 来年度、医療分野の研修を実施するにあたり、学びたい内容はありますか

· 精神疾患をもった方で多くの人が関わっていいケース、そうでないケースについて学びたい

· 精神疾患をかかえる方の事例検討など

· 若年性認知症への対応、社会資源など(2名)

· 来年も近藤先生にお願いしたい。

· 精神疾患(統合失調症)深く学びたい。

· 最新の在宅での医療処置などに関する研修があれば良いと思った。精神科系の研修は定期的にあれば良いと思う。

· 今回の研修をベースにステップアップした内容で継続的に「精神疾患のある方の地域生活を支えるかかわり」を学んでいきたいと思います。

認知症カフェ研修会「認知症カフェ活用のアイデア」

2018年4月17日

医療機関連携型認知症カフェ研修会「認知症カフェ活用のアイデア」
~ Dカフェ竹内さんと語り合う、認知症カフェ継続・連携の秘訣と新たな可能性 ~

開催日時:平成30年 2月28日(水) 14:30~16:30
会 場:日暮里サニーホール コンサートサロン

<当日のプログラム>
1 オレンジカフェにっぽりんぐ活動報告「芸術療法をベースにしたプログラムの効果」
あべクリニック 看護師 宇田 真由美氏 (フラワーアレンジメント・プログラム報告)
あべクリニック 精神保健福祉士/美術博士 梅津 正史氏 (芸術療法プログラムの分析・評価)

2 基調講演「認知症カフェの継続的な運営と地域連携のアイデア」
講師 竹内 弘道氏 (NPO法人Dカフェnet代表理事)

3 パネルディスカッション
上記発表者に阿部 哲夫氏 (認知症疾患医療センターセンター長)を交えてパネルディスカッション
コーディネーター:あべクリニック 近藤 康寛氏 (認知症疾患医療センター副センター長)

<当日のレポート>
平成30年2月28日には医療機関連携型認知症カフェ研修会「認知症カフェ活用のアイデア」を日暮里サニーホールで開催し、認知症当事者、介護者家族、専門職など約50名が集いました。

あべクリニックは荒川区の認知症疾患医療センターとして2015年に東京都より指定を受けました。同年5月からは毎月第3土曜日に同クリニックが運営する就労支援B型事業所studio753を会場として医療機関連携型認知症カフェ「オレンジカフェにっぽりんぐ」を開催しています。

この研修会は、にっぽりんぐをはじめ認知症カフェに関わる当事者、家族、専門職が、認知症カフェの可能性や役割を発見する機会にしたいとのコンセプトを基に企画しました。

研修会当日の基調講演はNPO法人Dカフェnet代表理事の竹内弘道さんが講師を務めました。竹内さんは、母親の介護と並行して東京都・目黒区で20年以上に渡り家族会を運営し、さらに自宅を開放して認知症カフェを続けてきました。講義では「専門職に限らず、地域の中にいるさまざまな人をつなぐ。こんなことをやったら、おもしろいのではないかと言うアイデアを実践している」など分かりやすくお話しいただきました。

このほか、あべクリニックの職員からフラワーアレンジメントや絵画を取り入れたプログラム運営についてなどの活動報告を行い、最後は認知症疾患医療センターの医師も加わり、登壇者5名でディスカッションを行いました。

参加者からの質疑応答では「認知症カフェの運営をはじめたが、なかなか集客がうまくいかない」といった質問が出ました。そのアドバイスとして、講師の竹内さんから「自身が運営してきたDカフェの場合は、口コミでネットワークが広がったり、行政の保健師さんとの連携が効果的であった」と、ご自身の経験談を語ってくださいました。

当研修会の参加者アンケートでは、「Q.今日の研修会は役に立ちましたか?」の問いに対して、「とても役に立った」52%、「役に立った」42%、「Q.本日のような認知症カフェに関する研修会があれば、また参加したいと思いますか」の問いに対して、「参加したい」87%でした。

今後もあべクリニック認知症疾患医療センターでは、にっぽりんぐの参加者をはじめ、地域のみなさまのニーズを受け止めながらながら、「学び合いの場」をつくって行きたいと思います。

荒川区認知症カフェ,オレンジカフェ,にっぽりんぐ 8月 オレンジカフェにっぽりんぐ 活動レポート

2017年8月25日

8月 オレンジカフェにっぽりんぐ 活動レポート

オレンジカフェにっぽりんぐは8月から会場をStudio753に変更して、新たな幕開けとなりました。

夏休みということもあり、小学4年生と5年生がカフェに参加しました。当カフェでは、認知症カフェ、コミュニティカフェの目的以外にも、医療・介護職の職業体験の機会提供を行っています。今回参加した小学生たちは、カフェに参加して、医師、看護師、参加者と交流したり、インタビューすることで、夏休みの自由研究として、認知症について小学校で発表するとのことです。

8月のプログラムは「物忘れ予防体験型プログラム」。あべクリニックの笠尾看護師が講師を務めました。体と頭を同時に使う簡単な動きを参加者みんなで体験しました。さらにグループワークでは質問カードを作り、メンバー同士で答え合う時間もありました。「東京オリンピックに参加するとしたら、どの競技で参加しますか?」そんな質問が出たグループもあり、会場は大盛り上がりでした。

カフェ終了後、ボランティア、認知症サポーターとして参加されている方を対象に、認知症勉強会を30分程度開催しました。こちらも大勢の参加をいただき、参加した医師、臨床心理士、認知症専門相談員と活発な意見交換が行われました。

今後も荒川区の中で唯一の医療連携型認知症カフェとして、癒し×学び×つながり×楽しい×専門医療の空間として、地域に愛されるように、参加者みんなで力を合わせていきたいと思います。

次回のにっぽりんぐは、「脳と身体を鍛える座ってできるボクササイズ」をミニプログラムとして平成29年9月16日に開催予定です。参加される方は動きやすい服装でお越しください。見学のみの参加も大歓迎です。お気軽にご参加ください。

オレンジカフェにっぽりんぐ 案内チラシ

場所:studio753(交通アクセス)

認知症にならないための暮らし方

2017年7月24日

ダンボの会フォローアップ講座

平成29年7月20日(木) 14:30~16:00
場所:日本総合医療専門学校
参加者:ダンボの会会員、荒川社会福祉協議会 約70名

講義テーマ
「認知症にならないための暮らし方」

講師:あべクリニック認知症疾患医療センター 副センター長/ソーシャルワーカー 近藤康寛

講義内容
1.昔×現在×未来の認知症を感じる
2.認知症の基礎を学ぶ
3.認知症にならないための暮らし

傾聴ボランティアグループダンボの会主催によるフォローアップ講座(学習会)が開催され、当センターの相談員が講師を務めました。

今までの研修会や講演では、認知症ケアや医療、制度に関することなど「認知症になってからどうするべきか」という視点でのお話をする機会が殆どでした。今回は認知症になる前の「予防の視点」を中心にお話をさせていただきました。参加者の皆さんがどんな反応をされるのか楽しみに講義に臨みましたが、当日は、「へぇーっ」「わっはっは」「ふっー」という、驚き、笑い、安心の反応が会場全体に響き、とても講義しやすい雰囲気を作ってくださいました。さすが傾聴ボランティアさんだと改めて関心しました。

世界における認知症の研究は日々進んでいます。認知症のメカニズムが徐々にわかってきていますが、わからないことがまだまだあるのも認知症の実情であることをお伝えしました。そういった状況の中で、現時点でわかっている「正しい認知症の予防」を生活の中に取り入れ、前向きに暮らそうとする姿勢そのものが、一番よい認知症予防だと思います。

認知症になっても安心して暮らせる街 日暮里

2017年7月7日

日暮里地域連携推進会議(講演会)

平成29年6月29日(水) 午後14:00~15:40
会場:日暮里ひろば館
参加者:日暮里地区民生委員、荒川区社会福祉協議会、地域包括支援センター、荒川区福祉部高齢者福祉課など約45名。

講義テーマ
「認知症になっても安心して暮らせる街 日暮里」
講師:あべクリニック東京都認知症疾患医療センター 副センター長/ソーシャルワーカー 近藤康寛

講義内容
⒈荒川区の未来を感じる
⒉認知症を学ぶ
⒊わたしたちにできること

東・西日暮里地域包括支援センターの主催で、地域連携推進会議が開催されました。今回は、民生委員が熱中症対策等を目的に担当地区の見守り対象者への自宅訪問を行う際、どんな点に注意して対応すべきか、認知症に関することについて解説しました。

◎2025年の荒川区日暮里地区は、どんな課題や強みがあるのか?
◎「認知症」と「年相応のもの忘れ」の違いを見極めるポイントは何か?
◎認知症は治らないのか?なぜ病院へ行く必要があるのか?
◎認知症が疑われる方と会話をする際の注意点は?

の様に、専門的な視点というよりかは、認知症のイメージに誤解はないか?認知症の当事者に向き合う時、何が基本になるのか?そんな視点をテーマにお伝えしました。

最初から最後まで熱心に聞いてくださり、とても伝えごたえがありましたが、講師の話そのものよりも、講義後に行った意見交換(グループワーク)の時間がとても有意義に感じた方が多かったように感じます。

今後も、認知症の普及啓発活動は積極的に行いたいと思いますが、それ以上に、区民の方々へ、認知症に関する課題や問題意識を提供する役割を担っていきたいと思います。

<以下、当日の参加者からいただいた感想を一部ご紹介します>
・認知症の再確認が出来た。認知症疾患医療センターの役割を知ることが出来た。
・民生委員として地域を見守る為、何が大切かを自覚できたのではないかと思う。
・あべクリニックの関連する診療所や施設がある事を知ることができて良かったです。
・先生の話の中で気づかされたことが多かったことが大変よかった。
・認知症についての信頼できる専門クリニックが地域にあることを知り、何かあれば相談できることがわかり、心強く感じました。また、包括センターの皆様がいてくださるのも安心です。
・今まで認知症で困った事がなかったのですが、これから何があるかわからないので、役に立てるように活動していきたいです。
・認知症の具体的な事例を挙げて頂き、どう対処したのか具体的にお話しして頂けるとありがたいです。(あべクリニックさんに再度お話しして頂ければよいかと)
・認知症に関してもう少し深くつき進んだお話もこれから続けていただければと思っています。

日本精神神経科診療所協会 シンポジウム

2017年7月7日

公益社団法人日本精神神経科診療所協会平成29年度定時総会第23回(通算44回)学術研究会

シンポジウム8
地域包括ケアの実現に向けて~地域連携と支援技法~

日時: 2017年6月18日(日) 13:00~16:00
場所:第2会場 秋葉原コンベンションホール 5階「5B」
参加者:約80名

当センターからは、阿部先生がシンポジウムの座長として、ソーシャルワーカーの近藤が演者として揃って登壇しました。

とても大きい会場だったので、少し緊張もしましたが、荒川区における認知症に関する地域包括ケアシステムの実績と診療所型の認知症疾患医療センターだからこそ実現できる強みをアピールすることができました。

今後も、荒川区の行政、専門職、関係者が力を合わせて積み重ねてきた日々の取り組みを、正しい情報として情報発信することも、地域連携型認知症疾患医療センターの大事な役割だと受け止めながら、しっかり活動して行きたいと思います。

<報告内容>
■あべクリニックの活動紹介
■地域連携型認知症疾患医療センターに求められる役割
■地域連携の実績と活動報告
■ソーシャルワーカー介入(困難)ケースの分析結果
■今後の課題と活動

【抄録】
「地域連携型認知症疾患医療センターに求められる役割と機能」
演者:近藤康寛 (あべクリニック 認知症疾患医療センター副センター長/ソーシャルワーカー) 

■認知症疾患医療センターとは
 平成24年に厚生労働省が発表した認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)において、認知症疾患医療センターを全国に約500か所整備するという目標が掲げられた。認知症疾患医療センターとは、地域の保健医療・介護機関等と連携し、認知症疾患に関する鑑別診断や初期対応、身体合併症と行動・心理症状への対応、精神保健福祉士等による専門医療相談の実施、地域の専門職へ研修等を行うことにより、地域における認知症疾患の保健医療水準の向上を図ることを目的とした、都道府県及び指定都市より指定を受けた医療機関のことである。平成28年12月末の時点で、認知症疾患医療センターは全国に375か所設置されている。(基幹型:15か所 地域型:335か所 連携型:25か所)

■東京都荒川区における当センターの役割と機能
 医療法人社団讃友会あべクリニックは、平成9年に荒川区日暮里に精神科診療所として開設して以来、荒川区相談医をはじめ地域医療に力を注いできた。平成27年8月、荒川区の地域連携型認知症疾患医療センターとして東京都から指定を受けた。平成28年11月には「あらかわ認知症サポーター1万人プロジェクト」と銘打った大規模なイベントを荒川区と当センターが共催で実施した。本イベントは、認知症普及啓発と関係者のネットワーク構築の促進を図るために、医療・介護・福祉・家族会15団体と連携しながら展開した。イベント当日は、一般区民、当事者・家族、地域の専門職500名が参加した。同日夜には「あらかわ認知症関係者連携交流会」(当センター主催)を開催し、荒川区及び周辺地域の多職種、行政職員、家族会の代表者など約100名が集まり、顔の見える関係性づくりの機会として交流を深めた。平成29年1月、当センターは荒川区認知症初期集中支援チームとしても活動を開始することとなった。地域において介入又は解決が困難な認知症もしくは認知症が疑われるケースの「最後の砦」として、ファーストコンタクトから安定した生活につなぐまで、幅広い対応が求められている。当センターにおける困難ケースの分析結果から見えてくる課題、未来に向けた活動について報告。

南千住地域連携推進会議(講演会)平成28年12月6日(火) 午後14:00~15:30「南千住地域における精神疾患困難ケース相談会」 講師:あべクリニック東京都認知症疾患医療センター 副センター長/精神保健福祉士 近藤康寛 精神疾患困難ケース相談会

2016年12月7日

南千住地域連携推進会議(講演会)

平成28年12月6日(火) 午後14:00~15:30
会場:南千住駅前ふれあい館
参加者:南千住地域民生委員、荒川区のケアマネージャー、認知症キャラバンメイト・サポーター、荒川区社会福祉協議会職員、地域包括支援センター職員など約40名。

講義テーマ
「南千住地域における精神疾患困難ケース相談会」
講師:あべクリニック東京都認知症疾患医療センター 副センター長/精神保健福祉士 近藤康寛

講義内容
⒈統合失調症の基礎知識
⒉認知症の基礎知識
⒊認知症疾患医療センターの活用方法
⒋グループワーク「困難ケースをみんなで検討しよう」
⒌メッセージ

南千住東部・西部地域包括支援センターの主催で、南千住地域の高齢者に関わる方々の交流を深め、様々な場面で協力できるようなネットワークづくりの機会として地域連携推進会議が開催されました。

今回は、南千住認知症キャラバン・メイト連絡会「M²サポ会(えむさぽかい)」研修会と共催し、認知症を始めとする精神疾患にかかわる困難ケースの対応を参加者みんなで考え、学ぶ時間になりました。

当日は、講義開始前から会場は交流の雰囲気で賑わっていました。
参加者一人ひとりの精神疾患に対する印象や経験を振り返りながら、現在医療機関で行われている治療やケアに照らし合わせながら、会場みんなで確認をしました。

グループワークの時間では、グループのファシリテーターを進行役に決めて、もし、自分が困難ケースの相談を受けた時、どんな葛藤や課題があるのか?その時どんな行動をするのだろうか?それぞれの立場や職種を超えて、グループ単位で自由に意見交換を行っていただきました。

グループワーク後のファシリテーターの発表では、困難なケースの場合、
①キーパーソンの存在が重要
②本人の意思を理解できる人が必要
③家族介護の限界の見極めが大切
④専門職のサポートが不可欠
⑤まずは地域包括支援センターに相談する
などの意見が報告されました。

限られた時間の中では、まだまだ検討しきれないことが沢山あったようですが、様々な立場や職種が同じテーマを話し合うことの効果や意味を各自が感じていたようでした。

今後も当認知症疾患医療センターは、認知症だけではなく、精神疾患を抱えた方が高齢化した際の症状やケアについてなど、幅広い視野で普及啓発活動を行っていきたいと思います。

何より、地域のつながりを積極的に広げることが、困難を抱えた当事者やそのご家族を支えることに役立つと考えています。

こうした地域連携の機会を、認知症疾患医療センターはこれからも大切にして行きたいと思います。

あべクリニック近藤

<受講者から当日お寄せいただいた感想>
・本日のように専門家からのお話がありがたい。
・近藤先生は A か B はどちらかと聞いてくださいましたが、先生はどちらを選ばれるか伺いたいと思いました。
・事前アンケート結果のコメントがすごくよいので今度はケーススタディとして代表的な事例をとりあげて討議したい。
・事前アンケートの温かいコメント読みました。これからも頑張ります。
・とても参考になりました。とてもわかりやすかったです。
・研修会とても勉強になりました。
・とりあえずそれぞれの方達との顔合わせ、どんな方々がいるのか、今日はとても良かったです。
・統合失調症はかんたんに精神病でかたづいていたと思ったがいろいろあると思った。
・とても勉強になりました。又、今後共色々な体験の話を聞きたいと思います。(自分が担当している 地域は高齢の方が多い為)
・今後の参考になるお話しを聞けてとても良かったです。有難うございました。
・これからも勉強したいと思いました。

地域精神医療へのあくなきチャレンジ。東京都認知症疾患センターとしての取り組み

2016年12月1日

荒川未来塾(講演会)

平成28年11月25日(金)19:00~20:30
会場:サンパール荒川
参加者:荒川区、足立区、北区の医師・多職種など約40名

講義テーマ
「地域精神医療へのあくなきチャレンジ。東京都認知症疾患センターとしての取り組み」
講師:医療法人社団 讃友会 あべクリニック
東京都認知症疾患医療センター 副センター長/ソーシャルワーカー 近藤康寛

講義内容
⒈認知症の疾病観とサポートの流れ
⒉認知症疾患医療センターの役割と活動実績
⒊未来を感じる
⒋グループワーク&代表者発表
⒌メッセージ

荒川区を中心とする保健・医療・福祉の実行委員が企画する「第5回荒川未来塾」が開催されました。

地域精神医療における見える・つなげる・つながるをテーマに、認知症疾患医療センターの取り組みについて、講演させていただきました。

当企画は、荒川未来塾の企画室の皆さんのご配慮により、当センターと荒川区が共催した平成28年11月27日にサンパール荒川にて行った「あらかわ認知症サポーター1万人プロジェクトTogether~認知症について考えよう、大切な人のために~」の直前イベントとして、開催していただきました。感謝いたします。

受講者からは「90分があっという間だった」「多職種で意見交換できたことで、たくさんの気づきがあった」「認知症に関する未来を感じることができた」など多くの感想をいただきました。

今後も立場や職種の垣根を超えた、顔の見える関係性を大切にして行きたいと思います。

【参加者の職種】
病院のソーシャルワーカー、相談員、社会福祉士、看護師、ケアマネージャー、歯科医師、福祉用具相談員、介護福祉士、薬剤師、ヘルパーなど

あべクリニック 近藤

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