日暮里地域連携推進会議(講演会)

日暮里地域連携推進会議(講演会)

平成29年6月29日(水) 午後14:00~15:40
会場:日暮里ひろば館
参加者:日暮里地区民生委員、荒川区社会福祉協議会、地域包括支援センター、荒川区福祉部高齢者福祉課など約45名。

講義テーマ
「認知症になっても安心して暮らせる街 日暮里」
講師:あべクリニック東京都認知症疾患医療センター 副センター長/ソーシャルワーカー 近藤康寛

講義内容
⒈荒川区の未来を感じる
⒉認知症を学ぶ
⒊わたしたちにできること

東・西日暮里地域包括支援センターの主催で、地域連携推進会議が開催されました。今回は、民生委員が熱中症対策等を目的に担当地区の見守り対象者への自宅訪問を行う際、どんな点に注意して対応すべきか、認知症に関することについて解説しました。

◎2025年の荒川区日暮里地区は、どんな課題や強みがあるのか?
◎「認知症」と「年相応のもの忘れ」の違いを見極めるポイントは何か?
◎認知症は治らないのか?なぜ病院へ行く必要があるのか?
◎認知症が疑われる方と会話をする際の注意点は?

の様に、専門的な視点というよりかは、認知症のイメージに誤解はないか?認知症の当事者に向き合う時、何が基本になるのか?そんな視点をテーマにお伝えしました。

最初から最後まで熱心に聞いてくださり、とても伝えごたえがありましたが、講師の話そのものよりも、講義後に行った意見交換(グループワーク)の時間がとても有意義に感じた方が多かったように感じます。

今後も、認知症の普及啓発活動は積極的に行いたいと思いますが、それ以上に、区民の方々へ、認知症に関する課題や問題意識を提供する役割を担っていきたいと思います。

<以下、当日の参加者からいただいた感想を一部ご紹介します>
・認知症の再確認が出来た。認知症疾患医療センターの役割を知ることが出来た。
・民生委員として地域を見守る為、何が大切かを自覚できたのではないかと思う。
・あべクリニックの関連する診療所や施設がある事を知ることができて良かったです。
・先生の話の中で気づかされたことが多かったことが大変よかった。
・認知症についての信頼できる専門クリニックが地域にあることを知り、何かあれば相談できることがわかり、心強く感じました。また、包括センターの皆様がいてくださるのも安心です。
・今まで認知症で困った事がなかったのですが、これから何があるかわからないので、役に立てるように活動していきたいです。
・認知症の具体的な事例を挙げて頂き、どう対処したのか具体的にお話しして頂けるとありがたいです。(あべクリニックさんに再度お話しして頂ければよいかと)
・認知症に関してもう少し深くつき進んだお話もこれから続けていただければと思っています。